パリ協定の目標を達成するには、まだ努力が足りない?地球温暖化を食い止めるには、さらなるサステナブル社会へ

地球温暖化が叫ばれてだいぶ経ちますが、世界各国でなんとかしようと努力がされているようです。ですが現在の各国の温室効果ガス削減目標値では、地球温暖化を食い止めるのにはまだ足りないようです。

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パリ協定

2015年11月30日から12月12日にフランス、パリ近郊で地球温暖化を阻止するため、第21回気候変動枠組条約締約国会議が開かれ、196カ国が参加、協定が結ばれた。

主な内容としては、以下のようなものがある。

・世界共通の長期目標として、平均気温を2度削減する目標のみでなく、1.5度減以内にすることへの言及

・主要排出国を含む全ての国が削減目標を5年ごとに見直し、提出する。

・森林等の吸収源の保全・強化の重要性、途上国の森林減少・劣化からの排出を抑制する仕組み

・適応の長期目標の設定及び各国の適応計画プロセスと行動の実施を行い、人間活動による温室効果ガスを実質的に排出しないこと(カーボンニュートラル)

パリ協定はこのような取り組みを実施し、温室効果ガスを世界各国で削減し、地球温暖化を食い止めようというものだ。

さて現状でこの目標は達成できるのであろうか?

達成不可能?!

メルボルン大学の研究チームは、このままではこの目標は達成できないと警鐘を鳴らしている。

各国が自主的に決定する約束草案(INDC: the Intended Nationally Determined Contributions)での試算では、2100年までに2.6度から3.1度の気温上昇が予想されている。

また現在の政策あり、なしのどちらのシナリオにおいても、2度平均気温を下げるのに達しておらず、1.5度減少においても特に言及されていない。

そこで研究チームは189のINDCを調べ、温室効果ガスの減少を集計し、検討を行った。

そして現在のままでは全世界で2度の気温減少も1.5度の気温減少も、さらなる温室効果ガス削減策がない限り達成できないという結論に至った。

それでも達成するには?

だが達成が絶望的なのではない。達成できるシナリオはまだ残されている。

現在よりもさらに太陽光発電や風力発電、森林の保護、温室効果ガスであるメタン排出の抑制、飛行機や船舶の効率化、サステナブル燃料であるバイオマスの活用などを推し進め、そして空気中の二酸化炭素を補足・貯蔵するシステムを組み合わせることで達成可能だと、研究チームは述べている。

なかなか変わってしまった環境を元に戻すのは難しいみたいです。一度豊かになってしまった人間の生産活動は歩みを止めれませんし、大気中に拡散した温室効果ガスを集めるのにも多大な予算が必要です。経済と地球環境のバランスを取りながら、住みよい地球になる、世界各国の政府関係者にはそんな政策を取ってほしいなと思う今日この頃です。

元記事はこちら(Boost needed to keep world below 2°C or 1.5°C: study)

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