ハビタブルゾーンある惑星GJ1132bは本当に生命が生存できる環境なのだろうか?!

去年、三つの惑星が生命が存在できる可能性がある惑星として発見されました。多くの天文学者の興味があるのは、そこに本当に生命が存在できるのか?大気の存在と水の存在、そしてその惑星の温度から考える生命の可能性とは?

スポンサーリンク

GJ1132b

去年発見された地球から39光年先の惑星。

今、多くの天文学者が興味をもっている惑星である。

なぜならその惑星には大気があるため、もしかしたら水があり、そして生命がいるかもしれないからだ。

だがこの惑星、本当に生命がいる可能性があるのだろうか?

ハーバード大学の研究チームがその可能性を探った。

恒星からわずか230万km

この惑星は近くの恒星からわずか230万kmの位置に存在し、容赦なく紫外線が降り注ぐ。

地球と太陽の距離が1億5000万kmなので、かなり近いことがわかるだろう。

もしこの惑星に水があった場合、強烈な紫外線は水を分解し、酸素と水素に変換する。

どちらも気体となって宇宙空間に放出されてしまうが、水素原子の方が軽いため、より早く宇宙空間に散ってしまい、酸素のみが残される。

もし惑星が地球のように冷えた惑星であれば、酸素の存在は地球外生命体が存在できる可能性を示す。

だがGJ1132bは現状では逆の状況である。つまりものすごく暑いのだ。

暑い惑星であると生命が存在したとしても、その暑さのせいですぐに死んでしまう。

そのため今の状態では生命体は存在している可能性は低いと考えられる。

水の存在

もし水があった場合、水蒸気は一種の温室効果ガスの役割をする。

そして恒星から得られた熱は惑星の地表にとどまり、何万年もの間、地表を解けた状態に保つ。

いわゆる”マグマの海”の状態だ。

もちろんこの熱された状態も惑星の大気に影響する。

研究チームによると約10%の酸素はこのマグマの海に吸収され、残りの90%のうちほとんどは宇宙に放出され、ほんの少しが大気として残るとシミュレーションされている。

次世代望遠鏡と他の惑星

このGJ1132bは太陽系外にある岩石からできた惑星のうち、初めて酸素が存在する可能性が示された惑星だ。

次世代望遠鏡である巨大マゼラン望遠鏡とジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡であれば、GJ1132bにもしまだ酸素があれば、検出できると期待されている。

また今回の解析は、GJ1132bと同時に見つかった生命が存在するかもしれない3惑星の一つであるTRAPPIST-1にも適応可能である。

さらにTRAPPIST-1はGJ1132bよりも地表温度が低いため、さらに大気が残っている可能性が高いという。

太陽系内惑星であれば、金星の歴史にも今回の解析モデルを当てはめることができる。

金星ができた頃には、地球と同程度水があったが、地球より太陽に近いため、強烈な紫外線が水を分解し、ほとんど全てを水素と酸素に分解してしまったと考えられる。

そのため、金星にはまだ酸素の存在を示す結果が得られている。

これまではこの酸素は天文学者が頭を悩ます謎の一つだったが、今回の解析によりその成り立ちを解明できるかもしれない。

地球外生命体は本当に存在するのか?この話題は昔から語られ、探索と解析が続けられています。地球から宇宙人へのメッセージなんかも送られていますが、現状ではまだ見つかっていません。まだまだロマンが詰まっている宇宙。地球外生命体が見つかるのはいつのことになるのでしょうか?続報が楽しみですね!

元記事はこちら(Exoplanet might have oxygen atmosphere, but not life. Research may help solve puzzle of how Venus evolved)

この記事を読んでくれたあなたへひろやんからのオススメ記事

生命体が存在するかもしれない3惑星を発見!?その場所は39光年先!あれ...近いの?遠いの?
ヤフーのニュースで「「生命体が存在する可能性」のある3惑星を発見、国際研究チーム」とあったので、少しこの話をしてみたいと思います。なん...
宇宙服を着ると見るのも動くのも大変!転倒を防止するため、障害物を振動で伝えてくれる宇宙服の開発!
ただでさえ危険の多い宇宙空間。そこで分厚い宇宙服を着たら、様々な感覚が制限されてしまいます。そんな状況に対応するため、周囲の危険を正確に伝えるため...