胸のしこりの日記をつけることで、乳がんを早期発見につなげるデバイス〜PalpAid〜

もうすぐ10月1日。この日は乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進するピンクリボンデーです。それに先駆け、新しい乳がんの検査方法が開発されているとの記事を見つけたので、今回はその記事を紹介します。

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乳がん

女性にとって大きな健康リスクである乳がん。

日本では生涯に乳がんを患う女性は12人に1人と言われている。

乳がんのリスク要因としては、遺伝や妊娠・出産回数、初経年齢が低いこと、閉経年齢が高いこと、ホルモン治療の有無、飲酒、喫煙、高脂肪の食事、体重の増減、不規則な生活などが挙げられる。

多くの女性が乳がんに罹ることから、早期発見法と効果的な治療法の確立が望まれている。

現在では、検査法として問診や触診、マンモグラフィー、超音波検査、X線撮影などが一次検査として行われ、疑わしい場合は生検により確認する。

だが触診はその医師の感覚によるものでありばらつきが生じやすいこと、また生検はコストが高く、女性にとっては胸部に針を刺さなければいけないという不安やストレスが生じることなどの問題が存在する。

マンモグラフィーも一般的になりつつあるが、胸部を圧迫するという痛みやX線を用いる検査であること、年齢やガンの形などにより結果に影響があることから、残念ながら完璧な検査法であるとは言えない。

PalpAid

カーネギーメロン大学の卒業生であるMolly Blank博士は乳がんの早期発見のためのデバイスを開発している。

このデバイスは胸に押し付け、動かすことで、胸の中のしこりの大きさや形を測定し、スマートフォンのアプリで記録することにより、そのしこりの変遷を知ることができる。

もしこのデバイスでしこりがあったからといって、すぐさまガンというわけではない。

ガンでは無いしこりの場合は、勝手に消えてしまったり、小さくなる場合もある。

このデバイスの目的は、日々自分で自分の胸の状況をチェックし、しこりがある場合はそれが変化をしないか記録をつけることにある。

このデバイスには柔らかく、半透明の球体が取り付けられており、その中から光を照射しつつカメラで撮影を行う。

そのカメラの画像からしこりの大きさや形を知ることができる。

Blank博士はこのデバイスの開発のため、CurvyQという会社を立ち上げた。

これまでにも乳がんの模型を用い検討を行い、80%もの精度があったというが、これから精密な治験を行い、その有効性を確実なものとする

今後、このデバイスが販売されるようになり、日々自分の胸をチェックする人が増えれば、乳がんの早期発見につながると期待される。

私は男なので、あまり乳がんのことを知らなかったのですが、日本でも12人に1人と結構な割合で乳がんになる人がいるのは驚きでした。最近では元女子プロレスラーでタレントの北斗昌さんや歌舞伎俳優の市川海老蔵さんの奥さんである小林麻央さんが乳がんを患っていることが報じられています。北斗晶さんの時には、世の女性に乳がん検診に行ってくださいと呼びかけて、多くの女性が検診に行ったという話もありました。

どんな病気でもそうですが、特にがんは早期発見・早期治療が重要な病気です。定期健診をしっかり受け、体調に疑問を感じた場合は、自ら精密検査を受けてみるという姿勢は重要でしょう。

元記事はこちら(Improving Breast Exams)

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