DNAをセンサーに使うことによって、心臓発作を検出する?!様々な疾患に対応できる可能性があるセンサーとは?

いきなり起こり、最悪の場合は死に至らしめる心臓発作。急激な変化においても、生体内では様々な反応が起こっています。その変化をセンシングすることにより、多くの人を助けようと新しいセンサーの開発が進められています。

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循環器疾患

循環器疾患による死亡者は30〜70歳の成人の死因のうち30%も占め、全てのタイプのガンの死者数よりも多い。

そのため医師にとって、循環器疾患の診断というのは、最大限に考慮に入れるべき疾患なのである。

心臓発作が起こった際、ある種の化学物質が血液中に放出され、その量が増加することが知られている。

そのため診断においては、血中のこの化学物質を測定することが一つの手法となっている。

電気センサーによるミオグロビンの検出

マンチェスター大学の研究チームは、この心臓発作により血中に増加する物質を検出する小さなセンサーを開発した。

そのセンサー部にはDNAが結合されてあり、心臓発作の時に血中に増加するミオグロビンというタンパク質を電気的にセンシングすることができるという。

このセンサーは血中のミオグロビンを迅速に、精密に、選択的に、そして正確に測定できるという。

患者のそばでの検査

ミオグロビンは現在の血液検査でも検出することは可能だ。

だがその検査は通常大病院や検査センターなどで行われており、即座に結果が得られるものではない。

今回のセンサーは最終的には患者のすぐそばでミオグロビンの変化をセンシングできることから、心臓発作を起こした患者の生存率を上げることができると考えられる。

このようにDNAを用い、体内の化学物質を測定する手法が広がれば、ミオグロビンだけではなく、様々な疾患にも対応できると考えられ、さらなる研究開発が期待される。

現在の健康診断でも、血液検査が行われていますが、やはり問題は時間のようです。血液中には様々な化学物質が存在し、身体の変化を教えてくれるのですが、その日の体調や近日中に摂取した食べ物、検査を受けに歩いた時に汗をかくだけでも数値が変わることがあります。

また値によっては、一回検査すればよいというものではなく、定期的に測定をするものも存在します。もし患者のそばで、理想的には健康な時でも常時モニタリングできるシステムがあるというのは、私たちの健康を知るためにも重要だと思います。

現在、ウェアラブルセンサーの開発が広く進められていますが、現在血液検査でしか分からないような項目が、ウェアラブルセンサーを身につけているだけで常時測定してくれるという時代がくるかもしれません。そのためにも様々な方向性で研究が進み、ある時に集結させるということが必要となるでしょう。今後もセンサーの研究は注目していきたいと思います。

元記事はこちら(Scientists develop revolutionary heart attack sensor)

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