着ている服でスマートフォンが充電できちゃう?摩擦と太陽光で発電する布の開発!

動きや光の自然エネルギーをいっぱい集め、発電する布が開発中です!モバイルバッテリーをもたなくても、服でスマートフォンを充電できるようになるかもしれない夢の技術!

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摩擦と太陽光で発電する布

ジョージア工科大学の研究チームが、太陽と物理的な動きによって発電できる布を開発した。

研究チームは軽いポリマーでできた太陽光発電素子と摩擦で発電するファイバーを用いて、今回の布を作製した。

摩擦で発電するファイバーは摩擦で帯電する性質と静電誘導で少量ながら発電でき、摩擦が起こる動作、つまり振動したり、こすり合わせたり、ねじったりといった動作で発電する。

またこの摩擦で発電するファイバーは、帯電する性質のある素材と組み合わせ、帯電した状態で接触させるとエネルギーを蓄えることができる。

そこで研究チームは、太陽光で発電するポリマーからワイヤーを作り、摩擦で発電するファイバーと組み合わせることで、比較的大きな電気エネルギーを作り出したのだ。

どれくらいの電力が得られるのか?

研究チームはこの素材を用い、A4程のサイズの布を作製し、小さなカラフルな旗を作った。

その旗を曇りの日に、車に掲げ、走行したところ、十分な容量の電気を作り出すことに成功した。

またどれくらいの電気容量を生み出せるかを測定するため、4 cm x 5 cmの布を作り、晴れた日にはためかせてみると、2 mFの容量のキャパシタを2 Vで充電することができた。

キャパシタはバッテリーの一種であり、両端から電圧をかけると、電気を貯めることができる装置である。

つまりこの布自体が電気を貯めることができる性質をもっていることを証明したのだ。

発電する布の将来

今回、研究チームが用いた摩擦で発電するファイバーも太陽光で発電するポリマーも安価に手に入る素材を用いているという。

つまり大量生産に向いている素材で作製したわけだ。

簡単なテストでは耐久性も再現性も確認できたが、研究チームは長期間の使用に耐えることができるか調査中だという。

今後は商業的に使えるよう、例えば雨や湿度にも耐えることができるようにこの布を最適化するという。

将来的には発電する服やカーテン、テントなどを作製し、ウェアラブルデバイスやGPSの電源、スマートフォンの充電などに用いることができると考えられる。

どんどんと身の回りに増える電化製品。スマートフォンもスマートウォッチも、最近ではタバコも電子化されています。こんな風に持ち歩くものも増えると問題となるのはやはりバッテリー。長時間使いたいからといって、大きなバッテリーをモバイル製品に装備すると、持ち運び性が悪くなってしまい、かといって小さなバッテリーでは長時間使用できません。

今はバッテリーを家で充電し、外で使うのが主流ですが、もし外で特殊なこと無しで発電できたら、どんなにうれしいことやら。私のようなスマートフォンのヘビーユーザーにとっては、今回の布が製品化されたら、間違いなく飛びつくのではないでしょうか?製品化されるのが待ち遠しい研究ですね!

元記事はこちら(New Fabric Uses Sun and Wind to Power Devices)

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