職場で運動プログラムを提供することにより、従業員の肉体的な健康だけでなく、精神的な健康の向上も期待出来る?!

現代社会では、一日中デスクに座り仕事をしたり、仕事で外に出るということが稀になっている人も多いでしょう。活動量が減るということは、肉体的にも、精神的にも健康的であるとは言えません。そのため職場で業務の一環として運動を取り入れるという会社も増えてきています。そのような動きというのは本当に従業員の健康に役立っているのか、そんな調査が行われています。

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The Bruin Health Improvement Program

カルフォルニア大学ロサンジェルス校の研究チームが、生活の質を向上させるための運動プログラムを開催しており、このプログラムにより身体的な健康面の向上だけでなく、メンタルヘルスにも良い影響があることを報告した。

その運動プログラムをThe Burin Health Improvement Programといい、2010年よりカルフォルニア大学ロサンジェルス校の職員が受けられるようになっており、これまでに3,100人の人がこのプログラムを受講している。

このプログラムは12週間のプログラムでエクソサイズと筋力トレーニング、そして栄養指導が組み込まれている。

研究の一環

このプログラムは研究の一環で行われており、プログラムの開始前と終了後にアンケートを答えるようになっている。

そのアンケートは例えば、「自分の人生の中で重要な項目に関してコントロールできないと感じることがどれくらいありますか?」などといった人生において、予測不可能だったり、コントロール不可能だったり、抵抗できないと感じる度合いを測るものになっている。

参加者はそういった項目に対して、0(まったくない)から4(よくある)の5段階で回答を行う。

このアンケートの結果により、身体的な健康や精神的な健康、やる気、社会性、一般的な健康への認識、身体の痛み、身体的や精神的な限界の認識などを評価する。

これまでのアンケートの結果では、この運動プログラムは身体的な健康の向上ばかりか、メンタルヘルスの向上も顕著に見られたという。

今回のように職場が運動プログラムを提供することにより、従業員の身体的、精神的健康が向上することは従業員の生活の質の向上につながり、職場の活力を生み出すためにも重要であると考えられる。

古代では人間は外に出て狩りをしたり、食物を採取したりと何かと運動することが多かったことでしょう。それはほんの近代まで、農業や建築という形で多くの人が身体を動かし、汗を流して仕事をすることが続いていたように思えます。ですが、現代では車や電車などの交通手段の発達と電話やインターネットが一般的になったことや、仕事の内容が変わってきたことから、人の生活というのは急激に変化しています。人によっては全く汗をかかずに1年を過ごすなんてこともあるのではないでしょうか。

しかしそんな社会の急激な変化に人間の本質がついていけるわけはありません。つまり、仕事の仕方が変化したたった50年やそこらで運動をしなくても健康を維持できる身体に変化するわけはないということです。運動をすることで健康的な身体や精神を維持できるように人間の身体は設計されているのです。

現代ではやれ健康的な生活をしろ、メンタルヘルスが重要だと断片的な情報が錯綜していますが、人間の根本を考えると日々適度な運動を生活に取り入れることが一番重要なことなのではないでしょうか。現代では運動をする時間がなかったり、ジムに行き運動をするコストが高い、またわざわざ疲れるようなことはしたくない、運動よりも楽しいことがあるということが多いのでしょう。自然な形で生活に運動を取り入れる、もしくは職場で必ず運動をする時間を作るなど、人々の健康を向上させるために、大きな変革が必要なのかもしれません。

元記事はこちら(Working out at work’s other benefit. UCLA study finds that workplace wellness programs may improve both mental and physical health)

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