駐車場経営にデータ解析の手法を取り入れる!経営者にも利用者にも、さらには環境問題にも利益がある?!〜Smarking〜

多くのビジネスでデータの重要性が増し、データ解析の手法を取り入れて、最大限の利益を得ようと開発が進む中、まだまだデータ解析が行われていない分野が存在します。それは駐車場業界です。経営者の利益、利用者の利益をより効率的に向上させるため、マサチューセッツ工科大学からスピンオフした企業がその手法の開発を進めています。

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Smarking

マサチューセッツ工科大学からスピンオフした企業「Smarking」が、街の中の駐車場問題を解決するためのサービスを開発している。

彼らのサービスは有料駐車場の経営者側にも利用者側にも、さらには街中の交通にも大きな利益をもたらすものだという。

経営者にとっては、彼らのサービスは駐車場の空き状況をリアルタイムにモニタリングすることにより、経営を簡便化することが目的となる。

例えば、天候だったり、イベントだったり、駐車場が混む原因が入力されると、将来の駐車場の需要を予想し、自動で値段を最適化することにより、利益を最大にしようとする。

駐車場の状況がその需要に対して最適化されているということは、混み状況と値段が釣り合っていることとなり、利用者にとってもどこが安いのか、どこが混んでいるのかを気にして、より良い駐車場を探す必要がなくなる。

交通への影響

経営者側にも利用者側にも利点があるこのサービス。

さらには街中の交通渋滞緩和にも一役買うことになるかもしれない。

何故なら有料駐車場が乱立している街中では、交通渋滞の30%は駐車場を探している人のせいで起こっていると言われている。

もし彼らがすんなりと駐車場に入ることができれば、交通渋滞が緩和できるというわけだ。

彼らはこのサービスにより、現在35分から40分程度かかっている駐車場探しが今後5年間で5分まで短縮できると期待している。

さらに無駄な交通渋滞が減ることにより、温室効果ガスの削減にも役立つと考えられる。

マサチューセッツ工科大学との契約

駐車場探しに明け暮れるのは、何も街中だけではない。

いくつも駐車場をもっている大学や空港、病院もその効率を最大限にするために苦心している。

マサチューセッツ工科大学もその一つであり、2016年10月12日にSmarking社と学内の駐車場の最適化において契約を締結した。

この契約の目的は、学内の異なる駐車場において、その需要を解析し、より良い駐車場の配置を知ることにより、学内の温室効果ガス削減をしようというものだ。

さらには地下鉄やバスの利用を促し、学内の駐車台数を10%削減することを目指している。

現在社会において、大きな問題となっている交通と駐車スペース。

このような手法が問題解決の一手となることが期待される。

街中の駐車場は狭くて駐車しづらいため、私はなるべく公共交通機関を使うようにしていますが、なかなか毎回そうも行きません。買い物をする際には、どうしても車を利用したいなんて時もあるでしょうし、満員電車に乗りたくないという人もいることでしょう。車を利用する人が多くなった現代社会、街中の駐車スペースの問題は解決するのはなかなか困難なことだと考えられます。そのため、今回のサービスは様々な地域で取り入れる価値のあるサービスではないでしょうか。

また現在、温室効果ガスを削減するため、車会社が様々な開発を行っていますが、確かに使う量を減らすというのは一つの解決策です。そのためより効率的な運転ができれば、かなりの量を減らせるのではないでしょうか。そういう意味では、自動運転のような人間が介在せずに、目的地まで効率良くいけるシステムというのも環境問題に大きく貢献することでしょう。

一体どこに問題を解決する手がかりがあるのか、直接的な考えだけでなく、多面的に考えることで意外なところに解答があるのかもしれません。そしてそれがビジネスチャンスにつながると考えると、いかに柔軟な思考をするのかが、新たなビジネスにつながることでしょう。

元記事はこちら(Optimizing parking in the busiest places. Data-analytics platform helps parking managers meet driver demand in high-traffic areas.)

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