英語とポルトガル語を理解する時、脳は同じ活動をしている!新しい機械翻訳の時代に向けて!

貿易から旅行、移住までボーダーレスな社会になりつつありますが、大きな問題として言語があります。世界中にはたくさんの言語があり、その社会に溶け込むためには、言語の学習が必要です。しかし単語も違えば文章の構成も違う言語。習得するには時間がかかります。そのような問題を解決するため、脳が言語をどのように理解しているのかという研究が進んでいます。

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言語の違いによる脳の活動パターンの違い

カーネギーメロン大学を含む国際的な研究チームが、英語とポルトガル語を理解するとき、脳の活動パターンが同じであることを報告した。

言語は複雑であり、単語も異なれば、単語の活用形も異なり、さらには文の構成も異なることも多い。

このように構成要素が異なるということは、脳が文章を理解する際、その活動パターンも異なるだろうと予想される。

だが今回、英語とポルトガル語においてはほぼ一致するということが明らかとなった。

機械学習を用いて検討

研究チームは英語を理解する際の脳の活動パターンとポルトガル語を理解する際の脳の活動パターンをコンピュータに学習させ、被験者がポルトガル語を読んだ際、どのような意味なのかを脳の活動パターンから予想するという実験を行った。

被験者として、15人のポルトガル語を母国語とする人を集めた。

また、そのうち8人はポルトガル語と英語を話すバイリンガルの人に協力を募った。

そしてポルトガル語で書かれた60の文章を読んでもらい、脳の活動パターンを核磁気共鳴装置(MRI)を用いて読み取った。

読み取った脳の活動パターンから、文章を構成したところ、67%の精度で文章を予想することができた。

またその脳の活動パターンは英語とポルトガル語でかなり似通っていることが明らかとなった。

応用範囲

このような研究は今後、機械翻訳や脳の活動パターンから文章を構成するといった利用への応用が考えられる。

そればかりか第二外国語を習得する際の学習法にも利用できるかもしれない。

ボーダーレスの社会に向けて、言語という壁がなくなることは、世界にとって大きな変化を生み出すことだろう。

英語とポルトガル語は文章の構成が似ているため、英語を話せる人はポルトガル語の習得は難しくないと言われています。ポルトガル語だけではなく、ヨーロッパの言語は多くはラテン語からきており、ヨーロッパの人はバイリンガルばかりか、トリリンガルも多く存在しています。

ですが日本語は英語とは文章構成がかなり異なるため、日本人は比較的英語が苦手な人が多い人種であると言われています。日本人にとって英語習得には、大きな壁が存在するのです。だからこそ正確な機械翻訳を望んでいる人は多いのではないでしょうか?

私は日本語が母国語ですが、海外経験もあるため英語もまあまあ話すことはできます。自分が学習してきたことを考えると、最初の頃は英語を日本語に翻訳して、その答えを日本語で考え、さらに英語に翻訳するということをしていたかと思います。ある時期に集中的に英語を勉強してからは、頭の中で日本語に翻訳することはなくなりました。

もしかしたらこれは日本語と英語では脳の活動パターンが異なることを示しているのかもしれませんね。英語を理解する際の脳の活動パターンを脳に叩き込むことにより、英語を話せるようになったのであれば、現在ある英語学習がどれくらい効果があるのか予想できるかと思います。

今後、もしかしたら多言語を学習しなくても意思疎通が取れる社会になるでしょうが、それはそれで他の文化を体験する機会が減少すると考えるとちょっとさみしいかもしれませんね。

元記事はこちら(Brain “Reads” Sentences the Same in English and Portuguese)

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