騒音の感じやすさに関しての研究!一体ヒトの脳はどのようにして「騒音」と感じているのだろうか?

自分にとっての不快な音というのは、誰しももっていることでしょう。例えばボールペンをカチカチを鳴らす音、強いキータイピング、重低音の音楽などなど。ある人にとってはどうってことない音でも、ある人にとっては非常に不快な音になることがあります。ヒトは何故音で不快感を感じるのか、そのメカニズムに関して研究が進められています。

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騒音の感じやすさの個人間の差

ヘルシンキ大学とオーフス大学の共同研究チームは、ヒトが音を騒音として感じるメカニズムに関して研究を行っている。

研究チームはこれまでにも騒音に敏感な人において、睡眠障害や心臓病などの健康被害を受けやすく、その騒音の感じやすさは遺伝的な要因にあるということを報告している。

今回、研究チームは騒音の感じやすさは脳における音の処理の仕方によって変化するということを明らかとした。

予想と逆の結果

研究チームが実験により得た結果は、一見予想と反するものだった。

それは個人の聴覚システムにおいて騒音の感じやすさは新しい音では反応しにくいものであり、それが不快感を示すような繰り返し発せられる音であってもその傾向が見られた。

この結果は不快な音であるほど、通常は大きく感じられる、つまり聴覚システムとしては過剰に反応すると考えると逆のように思われる。

だが聴覚システムは音の変化に対して防御反応を示すと考えると、過剰に反応しないよう自動で音に対する感度を落としていると考えられる。

まだまだ聴覚や脳における音の処理に関しては不明な点も多く、何故不快に感じられる音があるのか、音に敏感になるメカニズムはどのようなものなのかということに対して、さらなる研究が必要である。

だがさらに研究が進めば、ヒトが環境を感知する生理学的なメカニズムが明らかになり、ヒトの感覚の研究に関して大きな飛躍が見られるだろう。

そのような研究は、さらに職場や生活環境における騒音のコントロールを可能にするのかもしれない。

私も音に関しては敏感な方で、結構すぐに不快感を感じてしまいます。特に重低音は苦手で何度もドスンドスンと聞こえてくるとイライラしてしまいます。現在では、ノイズキャンセリングの技術も向上し、ヘッドフォンやイヤフォンで静かな環境を作り出すことは可能になってきています。

最初に述べたように不快感を感じ続けていると、それがストレスとなり健康を害してしまうことは十分に考えられるでしょう。しかし職場でも住環境でもどうしても騒音から逃げられない場面はたくさんあるかと思います。こう言った研究が進むことで、どんな人にも快適な環境を作ることができたら、それは一つの夢の技術ではないでしょうか。

個人的にも早くそのような技術が開発されることを願っています。

元記事はこちら(NOISE SENS­IT­IV­ITY IS TRACED TO CHANGES IN BRAIN FUNC­TIONS)

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