クリスマスなど長期休暇になると死亡率が上昇する?!Holiday effectと呼ばれる現象に関して!

そろそろお正月休みも終わり。みなさんは良い休暇を過ごすことができたでしょうか?実はこのシーズン、残念ながら死亡率が高まるシーズンとして知られています。冬で身体に厳しい季節であり、またクリスマスやお正月でついつい食べ過ぎてしまったり、飲み過ぎてしまったり。楽しい時間を過ごすのは何よりですが、あまり無理をしないよう気をつけましょう。

スポンサーリンク

長期休暇と心臓病

メルボルン大学の研究チームは、クリスマスのようなフェスティバルシーズンになると心臓病患者が増加することを報告した。

原因としては、ストレスや過剰なアルコール摂取、脂肪の摂取などが挙げられる。

同様の実験が、アメリカでも過去に行われており、やはりクリスマス休暇あたりで心臓病患者が増加することを報告している。

しかし今回の報告とは大きな違いがある。

アメリカではクリスマスシーズンは冬であり、気温的にも心臓病患者が増加する時期なのである。

だが、メルボルン大学のあるオーストラリアではクリスマスは夏。

気温的にいっても、心臓病が増加する季節ではないのだ。

若い世代が犠牲に?!

研究チームは、過去25年間のクリスマスから1月1週にかけての心臓病による死亡数を解析した。

その結果、ニュージーランドにおいてクリスマスの時期に発生した心臓病関連による死亡は他の時期に比べ、4.2%増加していることが明らかとなった。

またその患者は高齢者ではなく、若い年代に見られ、循環器系疾患で死亡する人の平均年齢は他のシーズンでは77.1歳であるのに対し、クリスマスシーズンでは76.2歳と低下しているのだ。

Holiday effectの原因とは?

このように長期休暇の時期になると死亡率が上昇することをHoliday effectというが、まだその原因はつかめていないらしい。

考えられる原因としては、休暇になることで医療機関への受診が制限されること、またいつもと違う生活によるストレス、食事の違い、アルコール摂取量の増加などがある。

これまで冬に死亡率が増加する現象であるWinter effectとHoliday effectは切り離して考えることはできなかったのだが、この研究によりより明確にHoliday effectが存在することが明らかとなった。

今後、さらなる解析により、こういった長期休暇で取るべき行動、避けるべき行動がより明確になるのかもしれない。

このクリスマス、お正月シーズンは北半球に住む我々にとっては、もしかしたら試練の時期なのかもしれません。寒い上に、暴飲暴食、さらには帰省ラッシュでのストレス。いつもと全く違う環境で身体が悲鳴を上げやすくなっていることでしょう。それが心臓病という形で現れてしまっているというわけです。

心臓が停止すると、数分以内に心臓マッサージなど蘇生術を行わないと、脳細胞が死んでしまい、蘇生できても何からの障害が残ってしまうと言われています。お正月はみんな集まる時期なので、普段よりも家族でいる人が多いかと思います。お互いの命を守るためにも、今一度心臓マッサージや人工呼吸など心肺蘇生法を確認しあうというのも必要かもしれません。

元記事はこちら(Christmas holidays linked to rise in heart attacks)

この記事を読んだくれたあなたへひろやんからのオススメ記事

49,000もの遺伝子を解析することで、心臓病のリスク評価を行うシステムの開発
近年、遺伝子解析技術が飛躍的に向上し、病気と遺伝子の関連が明らかになることにより、前もって個人の病気リスクを見積もることができるようになってきてい...
黒人は白人よりもうつ病により引き起こされる心臓病のリスクが高い?!長期間の調査により分かったその違いとは?
人種によって、うつ病から引き起こされる心臓病のリスクが異なる?!なぜそのような結果が得られるのか?それは社会的な制度の問題にまでメスを入れることに...