学歴によって心臓病や脳卒中を患う可能性が異なる?!何故学歴と病気に関連性があるのだろうか?

学歴によって病気のなりやすさが変わると聞くと、みなさんどう感じるでしょうか?学歴が高いほど、収入があり、より高度な医療を受けられる。そんなイメージがあるのかもしれません。それもないとは言い切れませんが、基本的には生活スタイルの違いが病気のなりやすさを決めているようです。

スポンサーリンク

心臓病と教育

オーストラリア国立大学の研究チームは、教育を受ける期間により心臓病へのなりやすさが異なることを報告した。

心臓病はオーストラリアでは死亡原因の第一位であり、27分に一人の命が心臓病により失われている。

研究チームは、教育と心臓発作や脳卒中のような循環器疾患の間の関連性を解析しようと、260,000人の調査を行なった。

学位の有無で2倍以上も違う?!

その結果、45歳から64歳の人では大学の学位をもっている人に比べ、もっていない人では心臓発作を患う割合が倍以上も多いことが明らかとなった。

また脳卒中は、大学の学位をもっている人に比べ、高校を卒業していない人では50%以上、大学ではない高等教育を受けた人で20%以上罹りやすい傾向にあることがわかった。

またこのような傾向は学歴だけではなく、世帯収入との間にも見られるという。

何故なのか?

学歴や世帯収入により、心臓病や脳卒中を患う可能性が異なるというのは何故なのだろうか?

その理由には、意識や対処の違いであることが挙げられる。

循環器疾患の原因となるのは、喫煙や肥満などであるが、学歴や世帯収入の違いにより、喫煙率や肥満率は異なる。

特に喫煙率は学歴や世帯収入が低くなるほど、上がる傾向にあるため、それが将来循環器疾患を患う原因となると考えられる。

また血圧が高いのも循環器疾患の原因の一つであるが、学歴や世帯収入が上がるほど、血圧降下剤など適切な医療を受ける傾向にあるのだという。

医療行為はお金がかかるものではあるが、学歴による病気のなりやすさの違いは、意識の違いということであれば、生活スタイルを変えることで、この状況は打破できるのかもしれない。

この調査は対象が45歳から64歳と学歴にばらつきがある年代だからこそ明確な差が見えた研究かもしれません。現在、日本ではほとんどの人が高校へ行き、半分以上の人が大学へ進学しています。つまり学位という面では、全体的にあまり変わりがない状況であるというわけです。

もし日本でこの研究をするとしたら、もしかしたら出身大学と病気の関連性を調べるということになるのでしょう。大学と一口にいっても、ピンからキリまで存在する今の日本。その教育レベルは上位の大学と下位の大学では大きな開きが存在し、それが世帯収入や生活の意識に影響するということは十分にありそうです。

今後こういった研究により、病気のリスクファクターがより明確になっていくことでしょう。そして学歴や収入に関わらない、人々の健康を守る方法が開発されていくと願っています。

元記事はこちら(Heart attack risk doubled among early school leavers)

この記事を読んでくれたあなたへひろやんからのオススメ記事

長時間労働は心臓病のリスクを高める?!統計調査により分かった労働時間と身体への影響とは?
「24時間働けますか!」というCMが昔ありましたが、どうやら人間はそこまで働けないようです。長期間の調査により、労働時間とその健康への影響が明らか...
砂糖の量を減らすことで、心臓病のリスクが減らせるかも?!生活習慣を少し変えるだけで、健康な身体に!
砂糖の摂りすぎは身体に良くない。それは分かっているけれど、やめられないんですよね。でもなぜ砂糖を摂りすぎるとなんで身体に良くないんでしょう?肥満に...