お金はお金と言い切れない?!”汚い”お金は人々を悩ませる傾向にある?!

現代社会ではお金は生活をする上で必要不可欠です。みなさんのお財布にも紙幣や硬貨がいつも入っていることでしょう。でもそのお金、一体どういった経緯であなたの財布の中にきたのでしょうか?もし過去に犯罪に巻き込まれた経験のお金だとしたら、どういった行動を取るのでしょうか?

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モラルとお金

イェール大学とミシガン大学の研究チームは、人はお金をモラル的に正しいかどうか見て、行動する傾向があることを報告した。

これまでの経済ではお金はその量のみが重要であり、どんな形をしているのか、どこから得たのかということは考えられていなかった。

しかし実際にはモラルに反する方法で得たお金は受け取るのを断ったり、寄付したり、クリーンなお金に替えようとするらしい。

8種類の実験

研究チームは8種類の実験を行い、述べ1,000人の被験者でモラルとお金に関して調査を行なった。

そのうち5種類の実験では、被験者がどれくらいお金を得たいのかということを示しており、さらにそのうち2種類はお金に対する被験者の姿勢を調べるために行なった。

また残りの3種類の実験は、今回研究者が調べたかったモラルとお金に関しての検討である。

3種類の実験のうち2つは盗んだお金を差し出された場面を想定したものである。

その2種類の実験とは、盗んだ本人から差し出された場合と、盗んだのを見た人から差し出された場合である。

また最後の実験では、盗んだ人が盗んだお金をもっており、同じ額の盗んでいないお金を被験者に差し出した場合を想定した。

盗んだお金は好ましくない?

このような実験の結果、被験者は盗んだお金を受け取りたくない傾向にあることが分かった。

またそれは額の大小、トラブルに巻き込まれるかどうか、現実的か仮定的かに関わらずその傾向にあった。

さらには盗んだお金を受け取った後、どうやって使うかを訊ねたところ、チャリティーへの寄付など悪事を打ち消すような良い行いに用いる傾向にあることが分かった。

お金はお金であり、お金自体にモラルがあるわけではないのだが、現実世界ではその出どころがモラルに反する場合は我々の行動に影響を与えるということだろう。

「お金はお金。お金に人格はない」、つまりはお金をどういった経緯で得たのかは関係がないとはよく言われますが、多くの人はやはりもっているお金がどういったものか気になるというのが正直なところでしょう。

でも、この感覚は私にとってもよく分かります。なぜなら何らかのトラブルに巻き込まれる可能性があるから。もし麻薬密売人が使ったお金だとしたら、麻薬がお札に付いているかもしれませんし、強盗が盗んだお金だとしたら、紙幣番号が記録されていて、強盗として逮捕されるかもしれません。そう考えると、「お金はお金」なんて言っていられないでしょう。そういう可能性があるお金を持ちたくない、少しでも早く手放したいというのは、一般的な感情ではないでしょうか。

現在、電子マネーの利用が一般化してきて、どんどん紙幣や硬貨の出番が少なくなってきています。それこそお金はディスプレイに表示される、ただの数字になりつつあります。でも犯罪に巻き込まれる可能性を考えると、こういった電子マネーが普及するのは好ましいことかもしれません。ただ、電子マネーになると今度はサイバー犯罪でいつの間にか残高が0になっているなんて可能性も考えられなくはないのです。

日頃意識することはありませんが、色々な意味でお金を使うのは不安や危険を伴います。安全にお金が使える世の中になっていってほしいなと思います。

元記事はこちら(Turns out ‘dirty money’ does bother people)

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