人工甘味料では、ダイエットにならない?!体重減少効果も抑制効果もまだ実証されていない?!

甘いけれども、体内に吸収されないため、カロリーがないとされる人工甘味料。飲料、食品など広く使われ、肥満の防止にといった文句で宣伝されています。ですが近年では、人工甘味料は総合的に見て体重減少や体重増加抑制のためにはなっていないんじゃないかという報告がなされています。まだまだ十分な検討がされていないことが浮き彫りになりつつある、人工甘味料。真実はどこにあるのでしょうか?

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人工甘味料は体重に対する効果がない?!

インペリアル・カレッジ・ロンドンとサンパウロ大学、ペロタス連邦大学の共同研究チームは、人工甘味料を用いたダイエットドリンクに関して議論し、そういった飲料では体重減少や体重増加防止効果は無いと報告した。

人工甘味料は甘みを感じつつも、体内に吸収されないため、砂糖の代わりに用いることにより、糖尿病の防止や体重増加防止ができると考えられ、炭酸飲料を始め、飲料・食品に広く用いられている。

砂糖や人工甘味料の摂取状況とリスク

砂糖はイギリスの若者では約3分の1、アメリカでは約半分が砂糖を含んだソフトドリンクから摂取されているという。

このような飲料はカロリーが高いのだが、その反面必要な栄養素が含まれていない。

さらには高カロリー飲料を摂取し続けることにより、2型糖尿病のリスクが高くなることが知られている。

そのような状況からか、現在ではこのようなソフトドリンクのマーケットでは、4分の1の飲料が人工甘味料に置き換わっている。

しかしながらカロリーゼロ、もしくは低カロリーの飲料にも関わらず、実は甘みを感じる受容体を刺激することにより、身体はそのカロリーと甘みの差を埋めようと、食品摂取量を増やそうとする。

そのため、過剰に摂取すると肥満や2型糖尿病を防止するために選んだ飲料が、実はそういった病気に繋がる可能性があるという。

人工甘味料と環境への負荷

そういった報告がある一方、研究チームは現在の人口甘味量摂取による体重増加においては、直接的な証拠がないとしている。

しかしながら、体重減少や体重増加防止における証拠もないとしている。

またこうした人工甘味料は環境的にも大きく負荷をかけているとしている。

たった500 mlの飲料を作るために、300 Lの水を必要とするからだ。

そのため研究チームは、健康に対する十分な検討がなされておらず、さらには環境への負荷も大きいことから、今後人工甘味料の研究を進め、議論をするべきだろうと締めくくっている。

私は肥満体型でありながらも、あまり人工甘味料を用いた飲料は飲んでいません。今回のような報告を知っているからではないです。単に私にとって美味しくないからです。食は一つの楽しみであるので、お金を払ってまで、いくら身体にいいと言われていても、美味しくないものを選ぶ気にはなれないというだけです。

近年では、飲料でも食品でも甘い物というのは簡単に手にはいるようになりました。ですが人間の長い歴史では、甘いものを摂取できない時期の方が長く、甘みに飢えている時代もありました。砂糖が天皇に献上されていたというのもそのためでしょう。

そして砂糖を商業的に利用できるようになった近代。多くの人が砂糖を含んだ飲料、食料を日常的に食べることで、肥満や2型糖尿病が増え、これはいかんということで使われ始めたのが、人工甘味料です。確かにその食品だけを見れば、糖分が吸収されないため、カロリーゼロで身体に良さそうです。ですが、甘みとカロリーのアンバランスさで身体がよりカロリーを摂取したがるようになる可能性が出てきたのが現在です。

つまりは一面だけを見て、取り上げられてきた人工甘味料がここにきて総合的に見ると実は健康にとってよくないんじゃないかと言われ始めたのです。人はいい面を見たがる生き物なので、ある意味仕方がなかったのかもしれませんが、研究でも開発でも総合的にみて判断するという必要性が浮き彫りになった一件ではないでしょうか。

今後、人工甘味料がどのような使われ方をするか分かりませんが、カロリーゼロのために用いられるのではなく、カロリーをある程度抑えるという意味で、砂糖とうまく共存できていければいいのではないかなと思います。

元記事はこちら(Sugar-free and ‘diet’ drinks no better for healthy weight than full sugar drinks)

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