健康保険に加入していないと、死亡リスクが高まる?!健康とお金の関連性についての研究!

健康を害して、病院にかかる際に気になるのは医療費ですよね。手術となったら、数十万円とかかかることを覚悟しなければいけません。お金で健康は買えないとも言いますが、健康を保つためにかかるお金があることも確かです。そんないざという時に頼りになるのが健康保険。みなさんは加入されているでしょうか?

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健康保険の有無と死亡リスク

ハーバード大学の研究チームは、健康保険と死亡率の間の関連性を研究している。

そして今回、研究チームは年間45,000人の人が健康保険に加入していないために、死亡していると報告した。

この数値は2002年に米国医学研究所が推測した値よりも2.5倍も高いという。

さらには1993年にも同様の調査が行われており、その際には労働年齢のアメリカ人において死亡リスクが25%超だったのと比較すると、今回の調査では40%も死亡リスクが高かったと報告された。

死亡率における要因の分析

今回の研究チームは、アメリカ疾病予防管理センターの調査を、教育、収入、喫煙歴、アルコール摂取歴、肥満度などの観点から死亡率を分析した。

その結果、健康保険に加入していないために亡くなった人は、年間44,789人にものぼることが明らかとなった。

2002年に米国医学研究所が調査した際には、18,000人と推測されていることを考えると、その2.5倍近くにも増加していると言えよう。

また健康保険に加入していないことによる死亡リスクは、腎臓病のような多くの一般的な致死的疾患による死亡リスクを超えているという。

どれくらいの死亡リスクが上がるのか?

今回の調査では、健康保険に加入していない人において喫煙や収入などの要因を加味した死亡リスクの算出も行なっている。

全体では健康保険に加入していないことによる死亡リスクは40%上昇し、特に男性において37%上昇することが明らかとなった。

また現在喫煙している人では102%、過去に喫煙していた人では42%の上昇、健康に不安があると言う人では126%、さらに医師から健康に不安があると言われた人では222%上昇していた。

病気になった際、高額な医療費に悩まされないためにも、できる限り健康保険に加入しておく方が自分自身の身を守ることにつながるようである。

日本では国民皆保険制度があり、ほぼ全ての人は健康保険に加入していることでしょう。それにより医療費は3割負担だったり、医療費が高額となった場合でも、一部負担をするだけで済みます。それでも生活を守るため、個人で健康保険に加入しているのが現在の日本ではないでしょうか。

アメリカではこういった国の健康保険は存在せず、各個人で個人医療保険に加入するのが一般的です。そのため医療費が払えず、満足に治療を受けられない人もたくさんいるのです。今回の研究で、そういった満足に治療を受けられない人が増加しており、亡くなっている現状が浮き彫りになったということでしょう。

日本では高齢化社会により医療費が増大し、国の財政を圧迫しているということも言われていますが、医療費に悩まず、治療を受けられる優秀な制度であると言えます。今後、財源と医療費のバランスは一層難しくなっていくことでしょうが、なんとか維持していってほしいなと思っています。

元記事はこちら(New study finds 45,000 deaths annually linked to lack of health coverage. Uninsured, working-age Americans have 40 percent higher death risk than privately insured counterparts)

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