【オピニオン】人工知能が書いた記事がもう既に日本経済新聞に配信されている?!人工知能の発達で問われる「あなた自身」!

人工知能の研究は凄まじい速度で発展をしていますが、もう既に実用化されているものも存在します。今回、Yahoo!JAPANのニュースに「日経「AI記者」の衝撃 開発の背景に「危機感」」という話題が取り上げられていたので、人工知能が切り開く未来とは、そして人間の仕事はどうなるのか、考えてみました。

あの日経が、人工知能(AI)に記事を書かせ始めた――日本経済新聞社が1月に始めたサー - Yahoo!ニュース(ITmedia NEWS)

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ニュースのまとめ

今回の記事では、日本経済新聞が1月に始めたサービス「決算サマリー」は人工知能を用いて書かれていることが取り上げられていた。

その方法では人工知能を使い、決算短信(上場企業がルールに則り、発表する書類)を要約してテキスト化、記事にまとめ、配信するという全自動である。

さらにはもうAP通信やアメリカのYahoo!では人工知能で記事を自動作成し、配信されていることも述べられている。

つまり記事を作成することに対し、得手不得手はあるかもしれないが、サービスとして提供するレベルにまで人工知能は達しているというわけだ。

SIGで取り上げた人工知能の記事に関して

人工知能は世界中で基礎研究、そして製品開発が活発に行われており、SIGでもいくつか記事を取り上げている。

例えば基礎研究の分野としては、精度の向上方法やより人間に近い人工知能の開発、人工知能の学習方法をいかに自動化するかということを取り上げた。

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実用化という意味では、一般消費者の製品としてだけではなく、研究に利用しようという動きももちろんあり、バッテリーの研究開発に人工知能をしている例もある。

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記者の視点も学んでいる?!

今回の記事で驚きなのは、記者の視点も学習させているということだ。

プロトタイプでは曖昧な表現や整合性が取れなかった箇所もあったようだが、その後に記者が客観的で整合性のある部分のみをピックアップし、それを学習させることで、人工知能でも同じ判断ができるよう精度を磨いたとのことだ。

記事よりもコメントが重要になる未来?

このまま人工知能の開発が進み、究極的には数字や単語を入力するだけで、まるである人が書いたかのような記事を生成することも可能になるだろう。

これにより懸念されるのが、記者という職業はいらなくなるのではないかということだ。

例えば交通事故が起こったとして、警察が事故の状況のデータを入力するだけで、まるで記者が書いたかのような記事がインターネット上に掲載されるということが予想される。

そしてある新聞社では客観的な事実のみを報道する、他の新聞社では関連の事故がどれくらいあるか分析して報道する、またある新聞社では面白おかしく脚色して報道するなんてことが、全自動でできてしまう未来となるのかもしれない。

つまり記者がいなくとも、出版社の考え通りの記事が即座に配信できるというわけだ。

コンピュータで行うため、もちろん数字や誤字脱字は今よりも減ることだろう。

こう聞くと、人間がやることは何もなくなるじゃないか!と思うのだが、一つだけどうしてもできないことがある。

それは”自分の今の意見”を言うことだ。

つまり私はこう思った、いやいや俺はこう感じるというのは、過去の歴史だけではなく、その時の気分によっても大きく左右される。

特に著名人が考えていることは多くの人が知りたいと思っていることだろう。

記事ではない、むしろコメントが重要になってくる未来がやってくるのではないだろうか。

そんな未来を生き抜くには?

そんな時、力になるのは、”自分が自分である”ことだと思う。

現在でも、論文やTwitter、FacebookやGoogle+で自分の意見をいうこと、そしてセルフブランディングは重要で、そういった能力が高い人ほど、世間に影響を与える力は強い。

今後はさらにその傾向が強まり、意見を言わない、意見がないというのはこれまで以上に悪だと言われるようになるかもしれない。

つまり意見を言う能力を鍛える、さらに意見を聞いてもらえる人のネットワークを広げることが未来を生き抜く重要な能力になると考えられる。

どんな仕事が増えるのか?

記事ではないコメントが重要になってくる未来。

それにより予想されるのは、意見を言うということが一つの仕事になるということだ。

現在でもブログを運営し、アフィリエイトなどでお金を稼ぎ、生活をする人がいる。

またYou Tobeで面白い変わったことをした動画を流し、収入を得ている人もいる。

つまりこういった人とは違う自分を配信することが、一つの確立した仕事となるのだ。

それだけではなく、そういったテクニックを教える学習塾、ネットワークを広げるためのサロン、ブログ運営や動画配信をサポートする仕事(例えばブログデザインをしてくれたり教えてくれる、設定をしてくれる仕事など)がどんどんと増えてくるのではないだろうか。

教育に与える影響は?

現在、インターネットが発達し、情報が簡単に得られる世の中になってきている。

そして人工知能が発達することにより、より正確に欲しい情報が得られるようになることだろう。

そんな状況において考えられるのは暗記教育ではなく、むしろ意見を言うという討論教育が重要になるのではないかということだ。

だが私はそうは思わない。

自分の意見を言うためには、自分が何を経験してきたのか、何を記憶しているのかと言うことが重要であり、何も知らない状況では意見をいうなんてことはできないのだ。

例えば今回の記事でいうと、人工知能が発達してきました、あなたはどう思いますか?と聞かれたとしても、人工知能とはどう言う技術なのか、現在何に使われているのか、そして他の人がどう考えているのかということを知らない上で話をしたとしても、的外れな意見となってしまうことだろう。

そんなものはすぐに調べればいいじゃないかと言われるかもしれないが、日々幅広い分野で情報収集をしている人と、その場で調べた人の意見では意見の広がりや充実度がまったく違うことだろう。

様々なことを記憶した上で、討論能力を鍛える、その流れが今後の教育現場で作られることで次世代の子供達がよりよい人生を過ごすことができると私は考える。

人工知能が社会に出てくることで、生活から仕事、教育まで一変すると思います。もちろん人工知能が発達し、人間と同じレベルまでになったとしても、”あなた自身”になることはできません。今後の社会はそれがさらに重要になり、「一体あなたはどんな人で、どんな考えをしているのですか?」ということを世に出すことが生きて行く能力になるのではないでしょうか。

”自分”を出して行くために今できること、やはりそれは学習と実践に他なりません。ブログを運営する、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアネットワークをする、サロンや企業塾でネットワークを広げる。現在でも様々な方法があることでしょう。いち早く自分がこういった経験をして、子供達に伝えて行くことが必要なことだと思います。

未来予想に関しても人それぞれ意見があることでしょう。様々なメディアで報道されている未来を信じるのか、ひろやんの記事を信じるのか、さらにはあなた自身が描いている未来があるのか、そういったことを考え、広めてみることをしてみてはいかがでしょうか?

元記事はこちら(日経「AI記者」の衝撃 開発の背景に「危機感」)

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