ビタミンBが統合失調症を治療する鍵になる?!食事による栄養と精神疾患の関連性について!

人口の約1%が患うと言われている統合失調症。現在のところ、何故発症するのか全く明らかになっていません。しかしながら統合失調症を患い、苦しんでいる人を救うため、研究が進められています。今回、統合失調症の治療において、ビタミンBが重要な役割を果たすかもしれないことが報告されました。

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統合失調症の治療の問題点

マンチェスター大学の研究チームは、ビタミンBを統合失調症の患者に大量投与すると症状が改善されるという研究結果を報告した。

統合失調症は人口の約1%が発症するとされている精神病であり、妄想や幻覚、思考障害、意欲の低下などが主な症状である。

現在の治療法としては抗精神病薬の投与が一般的に行われている。

しかし抗精神病薬の投与により、最初の数ヶ月で症状が緩和されるのだが、長期的に見るとその効果はあまり期待できず、80%の患者が5年以内に再発してしまうのが現状である。

ビタミンBの大量投与が統合失調症を治療する鍵?!

今回、研究チームは統合失調症の治療において、ビタミンやミネラルの効果を検討した。

18の治験において、延べ832人の患者でその効果の検討を行なったところ、ビタミンB群を大量に投与された被験者において、統合失調症の症状が恒常的に緩和された。

一方、低用量で処方された患者においては、あまり効果的ではなかったという。

また統合失調症を患っている期間が短い被験者の方が症状の緩和の程度が大きかったことから、発症後早い段階で投与することが有効であるという知見も得られている。

食事と統合失調症

これまでの研究では、ある種のアミノ酸が統合失調症の改善に有益であることも示唆されている。

そして今回の研究においても、患者の遺伝的な関連性の他、食事において栄養素が十分に摂取されていない患者では、大きな改善効果を得たことから、食事由来の栄養素が統合失調症の治療において重要であると考えられる。

研究チームは、メンタルヘルスを改善するためにこのような栄養素が脳にどのように働きかけるのか、そしてその効果を測定するためさらなる研究が必要であると述べている。

統合失調症は現在では薬物治療により、ほとんどの人が治癒することから、適切な医療を受ける、または周囲の人が受けさせることが重要な点として挙げられます。また記事中であったように残念ながら再発も多い病気であり、周囲の人の理解と協力が欠かせない病であることは間違い無いでしょう。

しかし発症原因が未だ不明なことから、根本治療はまだまだ確立されていないように感じられます。脳の機能は複雑であり、また研究を行うのも簡単で無いというのも一つの障壁になっていることでしょう。いかにして脳の解析を進めていくのか、それがこう言った精神疾患を治療するのに重要なことでしょう。

元記事はこちら(B vitamins reduce schizophrenia symptoms, study finds)

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