香料が引き起こす健康被害。3割以上の人が頭痛や喘息、めまいなどを感じたことがある?!

香水や消臭スプレー、芳香剤など香りを使った製品は、自分や部屋を香りで彩らせたり、嫌な匂いを隠すために広く使われています。ですが、その香りで健康に何らかの影響を受けている人もいるのです。オーストラリアで行われた調査ではなんと3割以上の人が頭痛やめまいを感じたことがあるということが判明しました。

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香料が頭痛を引き起こす?!

メルボルン大学の研究チームは、オーストラリア人の3分の1が消臭スプレーや洗濯用品、パーソナルケア用品などに含まれる香りにより引き起こされる喘息や偏頭痛などを経験したことがあることを報告した。

実はアメリカにおいても、こういった香料を含む製品により健康問題を経験している人は34.7%いることが明らかになっている。

7.7%の人が香りのせいで仕事にならなかった?

研究チームはインターネットによるアンケート調査を行い、1098人のランダムに抽出されたオーストラリア人がこれまでに香料で何らかの健康被害を引き起こしたことがあるかを分析した。

その結果、17.1%の人が香料製品による健康被害を感じたことがあるといい、さらに7.7%の人はそのせいで仕事を休んだ、もしくは退職しており、また消臭スプレーや消臭剤により何らかの健康上の問題を感じたことがある人は、16.4%いたことが判明した。

そして健康被害を感じたまでいかなくとも、こういった製品を置く店や場所から、一刻も早く立ち去りたいと感じたことがある人は15.3%いたことが明らかとなった。

化学物質を飛散させている!?

このように香りが引き起こす健康被害は多く、頭痛や喘息をはじめ、めまい、発疹、充血、発作、吐き気など様々である。

また本人が気づかないほどわずかな香り成分だったとしても、健康に影響することもある。

香料はたとえ自然のものから取られたとしても化学物質であり、このような製品は飛散するように作られているため、空気の汚染物質となるのだ。

研究チームはこれからも香料と健康に関して研究を続け、何故香料がこのような健康被害を引き起こすのか検討する予定だという。

香料を使っている企業さんには申し訳ないのですが、確かに香りで嫌な思いをしたことがあるのは、私だけではないでしょう。例えば香水の付けすぎによる強烈な香りで気分が悪くなったことがある人は少なくないはず。また微妙な香りで鼻がむずむずして、仕事に集中できなかったなんて人もいるのではないでしょうか。

そこには香料はやはり化学物質であることが関連しているように思えます。しかも飛散させることを目的としているため、なかなか防ぐことが難しいということも関係していることでしょう。

その反面、ある程度の香りというのは気分をリラックスさせたり、嫌な匂いを隠してくれることから、必要な部分があることも間違いないかと思います。どうやってその枠を作るかは難しいですが、なるべく人が集まる場所に出るときには、強い香りのするものは避け、家で楽しむ方がいいのかもしれませんね。

元記事はこちら

The research was conducted by Anne Steinemann, Professor of Civil Engineering and Chair of Sustainable Cities, from the University of Melbourne School of Engine...

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