正常な血圧なのに高血圧と診断される人がいる?!本当にあなたは高血圧ですか?

脳梗塞や心筋梗塞、脳卒中など死に至る病気を引き起こす高血圧。現代では一般的に知られていて、毎日血圧を測定し、チェックしている人もいることでしょう。ですが病院でのみ血圧測定をし、高血圧と診断された方、もう一度自分は高血圧なのか、正しい血圧測定法や自分の性格を考えてみる必要があるかもしれません。

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あなたは本当に高血圧なのか?

モントリオール大学の研究チームは、手動の血圧計で測定することにより、高血圧だと誤診する可能性が高いことを報告した。

彼らは高血圧の治療を受けている約20%の人が必要の無い治療を受けているという。

そしてその原因は血圧計だと述べている。

血圧測定は病院で診療を受ける際、よく使われる検査法の一つであり、病状を診断するのに大きな役割を果たしている。

なぜなら血圧は全身に大きな影響を与える一因であり、高血圧である場合、心筋梗塞や脳梗塞、脳出血、腎不全など生死に関わる疾患や身体障害を発生するリスクが高くなるからだ。

高血圧の診断

血圧測定をする場合、2種類の血圧を測定することが一般的であり、一つは収縮期血圧(最高血圧)、もう一つは拡張期血圧(最低血圧)である。

昔ながらの水銀柱を用いた手動の測定法でその二つの血圧を説明してみよう。

まず血圧計のベルトを腕に巻き、空気を送り込むことによって血流を止める。

そして徐々に空気を抜いていくと、あるところで血流が流れ始める。

この時の水銀柱の高さが収縮期血圧と呼ばれるものである。

そしてさらに空気を抜き、圧を緩めていくと、血管が広がりきり、スムーズに流れるようになる。

この時の水銀柱の高さが拡張期血圧と呼ばれるものである。

手動の血圧計においては、この血流の流れ始めとスムーズに流れる時の血管の音を聞くことにより、血圧を測定する。

また現在家庭で広く使われる電子血圧計においては、音ではなく動脈の拍動によって発生する振動を測定するものが多い。

43%の病院しか電子血圧計を使用していない?!

この手動と電動のどちらが正確に血圧を測定できるかというと、電子血圧計に軍配があがる。

この20年間の電子機器の精度の向上は著しく、こと血圧計においては簡易的なものだとしても精度はかなり信頼できるものなのだ。

2016年においてカナダの高血圧教育プログラムにおいては、手動の血圧測定よりも電子血圧計の方が良いと推奨されているくらいである。

カナダにおいてもちろん電子血圧計を設置している病院は増加している。

しかしながらまだまだ十分ではなく、調査に応じてくれた796の病院のうち、52%は手動の血圧計を用いており、残りの42%が電子血圧計を利用しているとのことだった。

もちろん手動の血圧計が役に立たないものだと言いたいわけではない。

手動の血圧計であっても、正確な血圧を知ることはできる。

だがそれは正確な測定法をした場合に、というわけである。

正確に血圧を測定したい場合は、12分から15分ほどかかり、医師や看護師がつきっきりになる必要がある。

しかし電子血圧計であれば、患者を1人で血圧測定させておくことができ、電子血圧計は複数回血圧を測定し、正確な値を教えてくれるのだ。

白衣高血圧もなくすことができる

皆さんは白衣高血圧というものをご存知だろうか。

家庭では正常血圧であっても、何故か病院へ行くと血圧が上昇してしまう現象である。

血圧は1日のうちに変動するものであり、緊張や気分などでも簡単に変わってしまうものだ。

そのため普段行かない病院で、医師や看護師に囲まれ、血圧測定するとなると、緊張してしまい、その結果血圧が上昇してしまう人がいる。

それが白衣高血圧である。

この場合、手動の血圧計であると、必ず医師か看護師が付き添いとなるため、白衣高血圧の現象が起こってしまう人が少なからずでてくる。

しかし電子血圧計にし、医師も看護師も退出し、患者1人にすることでその現象は避けられる可能性が高い。

カナダにおいては、2010年の高血圧における医療費は1.1兆円だったと試算されている。

もし血圧測定が正確で無い人が治療を受けており、そのような人を正確に見極め、不必要な治療を抑制できたら、治療費の削減につながると考えられる。

もちろん無駄な治療を行わないということが患者の健康のためにも喜ばしいことだろう。

私は多分白衣高血圧か血圧が変動しやすい体質だと思います。といっても血圧は高めで、正常範囲ギリギリであるのは確かですが…健康診断での血圧測定でいつも1度目は高く、高血圧の域で出ることがほとんどで、横になったり、数分おいて測ると正常域まで下がります。それについては色々と原因があるだろうと、自分で考察しています。

一つ目は白衣高血、緊張しやすい性格ですね。二つ目は測定前の徒歩の移動です。血圧が変動しやすいので、ちょっとした運動だけでも、多分他の人が上がるよりも大幅に上がっていると思います。三つ目は測定時の姿勢にあることでしょう。健康診断で置かれている電子血圧計は高さがあっていないことが多く、私だと少しかがんだ窮屈な格好で測定することが多く、血圧に影響していることは十分考えられることでしょう。

今回の記事では電子血圧計の方が正確だと述べられていましたが、私的にはこう言った経験が多いので、電子機器だから正確な測定ができるという判断を下すのは危険かなと思っています。いくら機器が正確だとはいえ、測定方法や個人の状態が不適切ならば、やっぱり間違った値が出てくるのはありえるわけです。

一度測定して高血圧だ、て血圧だというのではなく、どうやって測るのが適切なのか、いつ測るのが正確なのか、そう言ったことを知った上で、定期的に測定し、高血圧かどうかをチェックする必要があることでしょう。

最後にこの記事を書いている途中で興味深いサイトを見つけたので紹介します。

血圧計を買うのに、手首式がいいのか、上腕式がいいのか悩んでいる方に参考になるかと思います。

ある在宅患者さんを訪問すると、血圧が220/120もあると、パニックになっていました。どれどれと、私が測定すると、150/80しかありません。「手首の血圧計は不正確ですね」と、いくら説明しても納得されません。...

元記事はこちら

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