男性も生殖機能の衰えは40代半ばから?!妊娠に関してより正確な情報を周知することで、出生率の向上を望む研究!

世の中には、年を取っても元気な男性がいるようで、60歳になっても、70歳になっても子供を授かる方もいらっしゃいます。そのため男性はいくつになっても女性を妊娠させることができると考えられがちですが、実は男性の生殖機能にも年齢の衰えというものは存在します。そのことを知らない男性諸君、もう一度子作りの年齢を考えてみてはいかがでしょうか?

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男性側から考える妊娠の研究

モナシュ大学の研究チームは、妊娠に関して男性の生殖機能の研究を行っている。

妊娠というと多くの研究は女性の生殖機能に関して研究が進められており、男性の生殖機能という観点から研究が行われているのはまれである。

女性の場合、30歳を超えると生殖機能は衰え始めると言われている。

その反面、男性の生殖機能、つまり精子を作り出す能力というのは衰えることはないのだろうか?

男性は40代半ばから生殖機能は衰える?!

研究チームがオーストラリアの男性1,100人以上に行った調査によると、オーストラリアの男性は少なくとも二人以上の子供を望んでおり、50歳以上になっても、父親になることを受け入れられると答える人が多かったという。

つまり彼らは50歳になっても女性を妊娠させると考えているわけだ。

だが研究チームはこの考えは、年齢による衰えを過小評価していると述べている。

実は男性の生殖機能も40代半ばから年齢と共に衰えていくのだ。

不妊治療は生殖機能を元に戻す治療ではない!

現在、体外受精など不妊治療を用いて妊娠する夫婦も増えてきており、女性は40歳を超えても妊娠・出産できるようになってきている。

だがこれはあくまでも妊娠の手助けをする治療であり、男女共に生殖機能を元に戻すわけではないことに注意していただきたい。

男性、女性どちらにとっても年齢による衰えからくる生殖機能の低下は元に戻すことはできないのだ。

もし夫婦が子供を授かりたいのであれば、女性の年齢を気にするのではなく、お互いの年齢を気にするべきなのである。

出生率の向上を目指して

なぜこの研究チームは男性側からの妊娠に関して研究を行っているのだろうか。

オーストラリアも他の先進国同様、少子化が進んでおり、人口を増加させるためには、1970年代の出生率まで戻さなければいけない現状がある。

そのため妊娠に関して、男女ともに教育が必要であり、正確な情報を広めることにより、家族計画に関してより考えて、決断して欲しいという思いがある。

これまで男性にとっては生殖可能な年齢の上限はないかのように思われてきたが、年齢と共に生殖機能は衰え、妊娠の可能性は下がっていくことを周知するということはその一環なのである。

女性が妊娠できないと、多くの場合、女性側に問題があるのではないかと言われてしまいます。年齢的にも30代半ばくらいから女性の場合は生殖機能が衰え、妊娠を焦ってしまう人もいるかもしれません。ですが、本当は男性側もよく考えてみる必要があるでしょう。生物であれば、年齢からくる衰えはどちらにも存在し、それが早いか遅いか、急激なのか、ゆっくりなのか、それぞれ違いがあるだけなのです。

少子化は日本でも問題であり、現在日本の人口は減少しています。2016年の総務省の発表によると、5年間で約95万人減少したとのことです。2014年の出生率は1.42。これは2組のカップルで子供は3人もいないことになります。これでは人口は減るばかりです。政府としても、どうやって出生率を向上させるか、本気で思案すべきでしょう。

元記事はこちら(Men believe older age no barrier to fatherhood: study finds)

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