レーザーカッティングとソフト転写印刷を組み合わせ、迅速に安価でカスタマイズ可能なウェアラブルデバイスを作製する?!

ウェアラブルデバイスの進化は著しく、皮膚に直接貼るウェアラブルデバイスの開発が世界中で進められています。ですがその作製にはどうしても専門家の知識が必要でした。もし家庭で、そして自分でカスタマイズできるウェアラブルデバイスが作製できるようになったら、あなたはどんなウェアラブルデバイスを作製しますか?

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コストパフォーマンスが良くタイムエフェクティブなウェアラブルデバイス

カーネギーメロン大学の研究チームは、安価な皮膚に直接乗せて、センシングできるウェアラブルデバイスの開発を行っている。

ウェアラブルデバイスで難しいのは、いかに硬いマイクロチップやセンサー部分、プロセシング部、電源などを柔らかい回路に組み込むかということである。

彼らは今回、その問題を解決し、柔らかく、防水で、医療グレードの接着性をもったデバイスの作成に成功したという。

レーザーカッティングとソフト転写印刷技術

彼らは通常の電子回路で見られるようなトランジスタやマイクロプロセッサ、電源制御装置を通常の回路基板に取り付け、センサー部を柔らかいフィルムで作製することにより、ウェアラブルデバイスを組み上げている。

その際、彼らはレーザーカッティングの技術とソフト転写印刷技術を組み合わせることにより、1時間以内にウェアラブルデバイスを作製できるようになった。

センサー回路のコストは1ドル以下と安価である。

彼らはこのデバイスを”data skin”と呼んでおり、このdata skinに光パルス酸素濃度計を組み込めば、心拍数や血中酸素を測定したり、加速度計を組み込み、手に貼り付けることで、ハンドジェスチャーを読み取るといった使い方ができると考えている。

また貼り付けた電子回路は、痛みもなく剥がすことができ、そのまま捨てることができる。

この回路の作製には時間がかからず、安価であるため、ユーザーが自分でカスタマイズして作製することが可能であり、専門家でなくとも自分でウェアラブルデバイスを作製できる未来の大きな一歩であるだろう。

ウェアラブルデバイスの一番最初のものは万歩計ではないでしょうか?万歩計は身につけ、どれだけ歩いたのかという一点に機能を絞って、長時間機能するデバイスとして、長年人々に使われてきました。ですが、一つの機能をもったウェアラブルデバイスはそろそろ終焉を迎えていることでしょう。今後は一つのウェアラブルデバイスで複数の計測を行うことができるものに移っていくことだと考えられます。

現在販売されているウェアラブルデバイスは万歩計の機能を発展させ、カロリー消費量の表示、心拍数計測、睡眠時の動きや音を拾い、睡眠の質の測定ができるようになってきています。この中で皮膚と接触して計測するものとしては心拍数です。つまりまだまだ皮膚からの情報を十分に得られていないことが考えられます。

今回のように酸素濃度計やハンドジェスチャーとしての利用もまだ不十分ですし、水分計や塩分計のように汗から得られる情報もまだまだ活用されているとは言えないことでしょう。安価な貼り付けるウェアラブルデバイスが市場に出てきたら、まだまだ開拓できる領域は多いだろうと思うと、今後のウェアラブルデバイスの進化が楽しみになってきませんか?

元記事はこちら(New Soft Electronics Fabrication Method is a Step Toward DIY Smart Tattoos)

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