人工知能Libratusと4人のプロポーカープレイヤーが激突!勝敗やいかに?!

将棋、囲碁、チェス。様々なゲームで人工知能が勝り始めた現代。次なるターゲットはポーカーのようです。ルールだけではなく、運も必要になるギャンブルの世界。人工知能はどうやって人類に勝負の挑むのでしょうか?そしてその勝敗やいかに?!

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人工知能とプロポーカープレイヤーが対決!

カーネギーメロン大学の人工知能Libratusが四人のプロポーカープレーヤーと対決している。

“Brains Vs. Artificial Intelligence: Upping the Ante”と銘打たれたコンペティションは、2017年1月11日から20日間に渡って、ピッツバーグのリバーズカジノ行われている。

人工知能Libratusに対するプロポーカープレイヤーの名前は、Kason Les、Dong Kim、Daniel McAulay、そしてJimmy Chouだ。

ルールは”Heads-up No-Limit Texas Hold’em”。

つまり一対一の掛け金上限なしのテキサスホールデムというルールだ。

テキサスホールデム

テキサスホールデムはポーカールールの一種であり、ポーカーの中でも世界で最も一般的なものである。

自分の手札2枚とコミュニティカード5枚の計7枚から最も強い組み合わせで勝負する。

日本で一般的なルールは手札5枚で、一度だけ交換を行うクローズド・ポーカーであり、あまりテキサスホールデムは馴染みがないことだろう。

何はともあれ、今回は”Heads-up No-Limit Texas Hold’em”。

そして賞金は$200,000。

これを四人のプロポーカープレイヤー+Libratusで取り合うのだ。

Libratusの逆襲なるか?

実は人工知能とプロポーカープレイヤーが対決するのは初めてではない。

2015年にLibratusの2世代前の人工知能Claudicoが対決している。

その際は、人類に敗北してしまった人工知能だが、今回はさらにその能力に磨きをかけて挑戦している。

Libratusは人が行なってきたゲームをスコア化し、記録し、それに基づいて手を決めているわけではなく、ルールを理解し、解析することで学習を行わせている。

その時間は1500万コア時間、そしてそのデータ量は2.5PB(ペタバイト)と膨大な量だ。

この人工知能はそういう意味ではポーカーに特化したアルゴリズムではない。

こういった経験を学習させることで、将来的にはビジネス上の交渉や軍隊の戦略、サイバーセキュリティー、病気治療のデザインなど様々な分野に活躍できることから、ポーカー好きな人だけではなく、広い分野の人が注目する対決となっている。

将棋やチェス、囲碁のように相手がどのような戦略を取っているのか見て分かりますが、ポーカーはそうはいきません。隠れた相手の手札を予想し、そして表情や雰囲気から勝負を挑んでいるのか、ブラフなのか、考えて対戦することが必要となります。そういう意味では、人工知能にとってはより難しい課題に当たっていることと考えられます。

人工知能の発展は本当に目覚しいものがあり、その発展の裏にはコンピュータの急速な発展が含まれます。2030年より前までに多くの職業が人工知能に、そして機械にとって変わられるというのも納得できるスピードではないでしょうか。

今後人工知能がどうやって発展していき、社会にどのように組み込まれていくのか。貧富の差や生活スタイルの変化など、これまでの常識が一変するような社会に急速に変わっていくのかもしれません。

元記事はこちら(Poker Play Begins in “Brains Vs. AI: Upping the Ante” Pros will play 120,000 hands against Carnegie Mellon artificial intelligence)

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