人間の活動による気候変動は、自然に起こるものよりも170倍も速かった?!

産業革命以降、人間の生産活動により大量の二酸化炭素が排出され、地球温暖化を引き起こしていると言われています。また一説には、自然的にも気候変動が起こり、人間の活動はそれほど影響していないとも言われています。一体人間の活動による気候変動への影響はどれくらいものなのでしょうか?

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過去の気候変動の要因

オーストラリア国立大学の研究チームは、人の活動は、自然と比べ170倍も速く気候変動を起こしていることを報告した。

過去7,000年以上、地球の気候に影響を与える要因としては、太陽光の強度の変動だったり、惑星軌道の変化、また火山活動など天文学的、地球学的な要因だった。

そのような要因での気候変動は、100年で0.01度というごくわずかな変化だったと考えられる。

170倍もの速度での気候変動

今回研究チームは、地球を一つの複雑なシステムと捉え、人間の活動がどれくらい地球環境に影響を与えているのかを評価した。

その結果、過去45年間においては、100年換算で1.7度と急激な変動を見せており、自然による気候変動と比べ、170倍もの速度で気温が上昇していることを明らかとした。

またその原因は人間の活動による温室効果ガスの排出によるものであると考えられる。

もちろん現状においても地政学的な影響というのは無視することはできないが、たった半世紀という短期間においてこれほどまでの気候変動を起こしている要因は人間の活動にあることは間違いがない。

今後2050年までに90億人になると言われている地球の人口。

まだ時間は残されているものの、大量の人口を支え、さらに温室効果ガスの低減など環境への負荷を減らすという二つの大きな課題をクリアしていく必要があるだろう。

人間の活動が自然よりもまさか170倍も気候変動を加速させているというのは驚きの数字ではないでしょうか。今回記事中にあった自然的な気候変動である太陽光の強度変化だったり、惑星軌道の変化というのは短期間でそうそう起こるものではないと考えられます。つまりはこの急激な気候変動はやはり人間によるものだというわけです。

近年では世界中で二酸化炭素を削減しようと動いていますが、なかなかすぐには効力を発揮しませんし、その目標値はまだまだ足りないという試算も出ています。もしかしたら大気中に放出されてしまった温室効果ガスをもっと積極的に捕集し、自然界の大気から切り離す必要があるのかもしれません。

今後、地球上の人口は爆発的に増加することが示唆されています。その人口増加を支えつつ、地球への負荷を減らす工業とは一体どういうものなのか、社会全体が考えて、行動して行く必要があるのではないでしょうか。

元記事はこちら(Humans affect Earth system more than natural forces)

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